大きく困難で大胆な目標

前回までは

企業経営におけるその「目的の作り方」
企業にとっての「コアバリュー」
企業がお客様に与える「ブランドのお約束」

についてお話してきました。

そして今回は
「BHAG(ビーハグ)」について。

“「BHAG」って何?”

と思った方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

これは
「大きく困難で大胆な目標」
Big Hairy Audacious Goals
のことです。

ベストセラー『ビジョナリーカンパニー』では「社運を賭けた大胆な目標」とも訳されています。

BHAGはただの目標ではありません。企業が次の10年から30年にかけて達成するべき目標。

例えば、登山でいう“「エベレスト」登頂”といった、まさに、大きく困難かつ大胆な目標です。

BHAGを立てるときは、出来れば、測定可能なものがいいでしょう。

SBBSのBHAG

ちなみに、私の所属するSBBSの「BHAG」は

○10万人の起業家の育成
○3兆円のGDP向上
○MBAを超える世界的資格を創る

の3つを掲げています。

佐々木税理士事務所のBHAG

では佐々木税理士事務所の「BHAG」は何かというと

○100件の関与先(これ以上増やさない)
○関与先100%黒字決算・資金繰りプラス
○社員の離脱率ゼロ

の3つになります。

いかがでしょうか?

企業で目標を立てる際には、こういった大きすぎるように見える目標の方が、実際、反対意見も出にくくなります。

ぜひあなたの企業でも、壮大な「BHAG」を創ってみてください!

みんな独立して考える

さて最後になりますが

今までのブログで
企業の「目的」
「コアバリュー」
「ブランドの約束」

そして今回、「BHAG」について説明をしてきました。

なんだか似たようなニュアンスを感じるものもあったかもしれませんが

ここで大事なのは
「コアバリュー」
「目的」
「ブランドの約束」
「BHAG」を
ひとくくりにしないこと。

全てを混ぜて、1つの長い社訓のようにはしないで下さいね。

社員や関係者にとって覚えられないものになってしまいますし、それぞれを独立したものとしてつくるようにして下さい。