自分の自己紹介を見直そう

起業をすると、人脈を探すために異業種交流会や各種セミナーの後の懇親会などに出席して、自己紹介をする機会が増えます。

出席者全員、鵜の目鷹の目で自分のビジネスの役に立ちそうな、自分の会社に利益をもたらしそうな人物を探しますし、自分の能力を精一杯アピールするチャンスです。

ですが、漫然と名前や出身地、事業の内容を話しても、会が終わった後に誰かの記憶に残ることは難しいことです。

元々、マイクパフォーマンスが上手な方はよいのですが、人前で話すことが苦手な人は訓練をすることが大事です。

是非、自分の自己紹介を録音して聴いてみてください。

自分のしゃべりを聴くのは気恥ずかしくて嫌なものです。でも、これは絶対に必要!

自己紹介以前に、最初は思っているよりも滑舌が悪かったり、早口だったりして聴いていられないほど下手な方がほとんどです。

聴き易い声のトーンを意識して、はっきりとゆっくりと話をしてみましょう。

自己紹介には職業や出身地などにまつわるちょっとしたエピソードを入れると効果的です。

エピソードなんて何にもない…とお悩みの方は学校の先輩や後輩に有名人がいるとか、最近、一番驚いたこと・笑ったこと、などでも大丈夫。

今までサラリーマンで偉い役職についていた人などは、自分の知らないうちに「上から目線」のしゃべりになっているかも知れません。

出来れば家族と聴いてチェックしてもらうと、思わぬしゃべりのクセが見つかることでしょう。

エピソードの次に「今日はどんな目的でここにいるか」「これから何がしたいか」を伝えます。そして、最後は必ず「よろしくお願いします。」の挨拶を忘れずに。

自己紹介は目的を持って

自己紹介を通して、自分がどんな性格で、何が得意で、何がしたいのかを相手に伝えることが、自己紹介の目的です。