お金とは物の価値を測る手段になったり、お金を使って物やサービスを交換することができたりと、とても便利なものですが、間違った使い方をすると時には人生を破滅させてしまうほど怖い存在でもあります。

トラブルに巻き込まれないための知識も身につけましょう。

身近なところからカードについて考えてみます。キャッシュレス時代、カード社会といわれる現代。財布を開けると様々なカードが出てくる方が多いでしょう。

まず、カードを分別してみましょう。

  1. キャッシュカード
  2. クレジットカード
  3. プリペイドカード
  4. ローンカード
  5. その他のカード

キャッシュカードとは銀行や郵便局が発行するカードで、キャッシュカードがあればATMで好きな時にお金を預けたり引き出したりすることができます。かつて通帳や印鑑を持ち歩かなくては自分の預貯金であっても自由にお金を引き出すことも出来なかった時代が嘘のようです。

コンビニなど全国いたるところにあるATM(現金自動預け払い機)により、必要なときにお金を預けたり、引出したり出来るので、現在は多額の現金を持ち歩く必要がありません。

非常に便利なカードですが紛失や盗難には要注意!他人に悪用されてしまう可能性も出てきます。最近は静脈認証や本人の顔の画像をコンピューターが解析認証することで、暗証番号を使わない管理方法もありますが、まずはカードを無くさない、他人に捕られない自己管理が必要です。

クレジットカードとは、クレジット会社がこれを使いたい人を審査した上で発行するカードで、審査基準に合格すれば、お金を持ち歩かなくても一定の限度額の中で、カードを提示すれば買い物や食事ができ、後日、使用した金額が自分の預金口座から自動清算されます。

これもお金を持ち歩かなくてもすむ便利な制度ですが、クレジットもローンと同様、一時的にお金を借りることには変わりありません。

お金を持っていなくても、欲しい買い物が簡単にできてしまうことは、使いすぎてしまう可能性も高くなる怖い危ない一面もあります。

クレジットカードを作ると同時にそのカードで買い物のできる上限額やキャッシングといってATMなどから手軽に小口のローンをすることができる限度額が設定されます。しかしこの限度額は通常、その人の月収を超えた額であることが多いため、限度額まで買い物をしてしまうと1回で返済することが難しくなるのです。

クレジットカードでの買い物には計画性が必要です。

次にプリペイドカードとはSuicaやPASMOなどの交通系カードに代表されるように, あらかじめ一定額を前払いすることにより、小銭を持たず一定の買い物やサービスが受けられるカードのことを言います。

カードによっては利用に応じ一定のおまけが付くこともあります。

またローンカードとは消費者金融以外の貸金業者が発行するローン専門もカードでクレジットカードと同じく発行の際、審査が必要なカードです。限度額の範囲内での貸出が自由に出来て毎月一定額の返済日が決まっていますが、そのほかに余剰資金のある時に任意で返済が出来ます。

そのほかキャッシュレス時代のカードとしては預金残高の範囲内で買い物が出来るデビットカードや、ポイントを貯めて買い物が出来るポイントカードなどなどがあります。

どのカードも現金を持ち歩かなくても済む便利さはありますが、現金同様、もしくはそれ以上に紛失や盗難に対する管理も必要です。