なぜお金を貯めるのでしょうか?それは、まとまったお金を使う必要ができたときに使うためです。以前、お金を借りることについて触れましたが、お金を借りるには当たり前に「信用」が必要です。
お金が必要な時、すぐに借りられるとは限りません。
必要になってからお金を貯めていたら、
使いたいときに間に合いません。
お金は「価値の保存手段」という性格を持っています。 その性質を利用して、 今はまだ使う必要のないお金を、 将来必要になったときのために時間をかけて 貯めていくことが貯蓄です。
長い一生の間にはいろいろなことが起きます。
病気をして一時的に稼ぐことができなくなるかもしれないし、また、結婚や出産などおめでたい出来事にもまとまったお金は必要です。
そんな話は聞かなくても散財などしないよ!という方、今度はお金を増やす方法について考えましょう。
働いて稼ぐ他に、自分のお金を増やす方法はあるのでしょうか?
高金利の時代には貯蓄をすることにより、利子をもらいそれを増やしていくという預金を増やす方法もありました。しかし今は定期預金の利率でさえ1%を切る低金利の時代です。
たとえば100万円を年利1%の複利で運用すると、2倍の200万円にするにはなんと72年かかる計算です。しかもその72年の間に銀行が潰れてしまうリスクもあります。
預金でお金を増やすには難しい時代ですね。
預金のほかにもお金にお金を増やしてもらう方法があります。
それらを金融商品といいますが、その代表的なものに
- 株式
- 債券
- 投資信託
などがあります。
ですが、金融商品には「リスク」があります。実際に支出した金額よりも結果戻ってくる金額が減ってしまう不確実さ。絶対に確実な金融商品はないといっても間違いはありません。
金融商品でお金を増やすには、金融商品の知識や世界経済の動向に関する知識など、勉強しなければならないことが沢山あるのです。
安易にお金を増やすことは出来ないことを理解しておきましょう。
お金を増やそうと思って金融商品を購入したら、逆にそのお金を損してしまう可能性も 大きいのです。
そのとき損をしてしまったことで日常の生活に支障をきたしてしまうことがないように、今自分にとって投資に使うことが出来るお金はいくらあるのかきちんと把握しておきましょう。