失業保険の対象者
会社を辞めて起業をしたら、今まで雇用保険料はずっと納めてきたけど失業保険はもらえないの?という質問はよくあります。
起業をしてもスグに収入があがる保証はないし「生活費のためにも失業保険の受給がしたい」という気持ちはよくわかります。
でもこれは法律的にいうとNG。受給するとこれは不正受給ということになります。
失業保険を受給できるのは、自己都合や会社都合で会社を退職した人が次に会社に就職するまでの期間。失業保険は再就職を探している人に支給される保険です。
もともと再就職をするつもりのない起業者(起業希望者)は前提が違いますから、支給されないのです。
起業準備に入ったら資格はなくなります
起業するつもりで退職をしたのか、退職時は再就職先を探すつもりでいたけれど求職活動をするうちに「やっぱり起業しよう!」と思ったのか、微妙な判定はありますが、
事務所やオフィスなどの物件を探し始めたり、税務署に開業届けを出すなど、具体的に起業準備に入った時点で、明らかに受給資格者ではなくなってしまいます。
そもそも起業前提の話でハローワークに相談に行ったりしないように注意してください。
その後「やっぱり起業は諦めたから、保険ください」なんてことになっても、お役所は「そうですか、わかりました」なんて、簡単には認めてくれませんから。