2016年 お金の動向
お年始周りも終わり2016年が本格スタート。連休明けから頑張るぞ!と気合の入っている方も多いのでは?もうご存知かも知れませんが今年のお金周りの話。何が変わっていくのか少しご説明いたします。
○マイナンバー制度のスタート
今年何が変わるのかといえばまずマイナンバー制度。行政の効率化と国民の利便性を目的に創設された制度ですが、いよいよ2016年1月から運用がスタート。
税金の手続き申告や雇用保険の手続きの際マイナンバーの記載が必要となってきます。
税務署、市役所等へ行く前に自分のマイナンバー(個人番号)を確認しておきましょう。個人番号の記載が無いと、その場で手続きが完了できない可能性も出てきます。
○ジュニアNISAのスタート
同じく今年からスタートするジュニアNISA実際の利用は4月からとなりますが、口座の開設が出来るようになります。
ジュニアNISAとは20歳未満の未成年者対象のNISAのことです。
年間投資上限額は80万円、原則として親権者の方が子供に代わって運用を行います。従来のNISAも年間100万円から120万円と今年から非課税枠が増加しました。
○電力小売り自由化
2016年4月から一般家庭に向けた電力の小売りが全面自由化されます。
これにより普通のご家庭でも電力会社を自由に選べるようになるため、通信会社やガス会社によるセット割引や時間帯別の料金割引など価格競争が始まることになります。
また、価格だけでなくエコな発電(風力や太陽光を利用)をしている会社を選択する方やエネルギーの地産地消を優先して地元企業を選択する方もいることと思います。
○社会保険の適用拡大
今まで短時間労働者(パートやアルバイト)の社会保険加入条件は、正社員の4分の3以上(週30時間以上)と定められていましたが、
2016年10月から「月賃金88,000円(年間106万円)以上、週20時間以上勤務となり加入の対象が拡大されます。
当初は社会保険加入者501人以上の会社に限られますが、該当する労働者の方は本人が希望しなくても社会保険への加入が義務づけられることとなります。
○その他
法人税の実行税率が20%台に引き下げ、金融所得課税(公社債等)の税制改正、健康保険料の上限の引き上げなどが今年から変更されることになります。