型の種類わけ

受講生の方から時々こんな質問を受けます。

例えばなんですけど
「レンタル業」ってこの7種類のなかでどれになるんですか?

聞きたい気持ちは分かります。

ですが実は
この質問はナンセンス。

ビジネスモデル・デザイナーの
ビジネスモデルの型の種類分けは
そもそも総務省から出ている
「日本標準産業分類」の分類分けとは違います。

これは産業別の分類ですから
大分類 A農業・林業 B漁業 
C鉱業、砕石業、砂利採取業 D建設業・・・・・
のような分類法です。

ビジネスモデル・デザイナーとしての分類は
レンタル業をどの型を使って起業するのかv というのが問題となるのです。

使われていないもの・価値のないものを
レンタルすればこれは「価値転換型」。

「レンタル業者」の価格比較サイトを作れば
「仲介(マッチング)型」。

長期にわたる工事現場にある
プレハブ造りの現場管理事務所。
通常これは工事業者が専門のレンタル業者からレンタルしています。

これは
その工事期間に合わせて1からつくり、
その中に家具、家電までセットし

工事期間が終われば
解体撤去までレンタル業者が行いますが
これをビジネスモデルの型で考えると
「事業化代行(プロデュース)型」。

もしレンタル業を「パッケージング型」で行うとしたらどんな手法があるのだろうか?

このような方向から
発想することが大事です。

レンタル業×パッケージング型=

あなたならどんなビジネスを考えますか?

ビジネスモデル・デザイナーの手法

最近わたしが面白いと思った業態に
「運動会屋」というものがあります。

企業名がそのまま
「運動会屋」ということなのですが

この会社は企業の福利厚生や地域の活性化などで運動会を行いたいと考えている団体に運動会で使う用具のレンタルや

企画、運営から、会場の確保、設営、撤去
スタッフの派遣までワンストップでご全てお任せできる会社です。

少しだけこのビジネスモデル・デザイナー手法がわかっていただけたでしょうか?

産業の分類には関係なく
どんな型を使って農業を行うのか?

どの型とどの型を組み合わせて建設業を行うのかというところが問題になるのです。

ネタばらし的な内容になってしまいました。
このブログを読んでいただいた方には
チョッとお得な情報でしたね。
セミナー代が浮いちゃったかもしれません。