残念なことに実績の無い創業者が銀行から直接融資を受けられることはまずありません。

親御さんが資産家で銀行との繋がりがあるとか、まあこの場合は融資を受ける必要が無いかもしれませんが…。

普通は都市銀行、特にメガバンクの窓口に行ってもまず融資は無理と考えてください。

頼みの綱は「日本政策金融公庫」。昔の「国民生活金融公庫」「農林漁業金融公庫」「中小企業金融公庫」の3つが、平成20年10月に統合発足された政府系金融機関です。

創業者に対して無担保・無保証人でも融資が受けられる有難い金融機関ですが、投機的な事業や風営法の規制を受ける一部の娯楽業など対象外の業種もあります。

「なるべく無借金経営!」と思って決済日ギリギリまで誰にも相談せず、ご自分で悶々と悩んでいる方もいらっしゃいますが、

融資を受ける場合、最初の相談面会から融資が実行されるまで最低でも1ヶ月くらいはかかります。

今は超々低金利時代ですから、予算をよく練りこんで大丈夫かなぁと思っても、毎月決済日に入金待ちでイライラするより、安心して事業に打ち込めるように余裕を持った早めの融資相談をお勧めします。

実際に融資を申し込む場合「創業計画書」を記載して提出することになるわけですが、A3見開き1ページの用紙。

この「創業計画書」の書き方で融資の判断がくだされます。

では、良い創業計画書とはどういったものでしょう。

良い創業計画書のポイントは
○具体的にイメージができる。
○独自の工夫が盛り込まれている。
○創業者の強みが活かされている。
○身の丈にあう投資である。
○読んだ担当者が思わず行きたくなる(欲しくなる)
と日本政策金融公庫の営業課長も税理士会のセミナーで紹介していました。

とは言っても最初はどう表現したらよいのか書き方に迷うものです。

biz育では創業計画書の具体的な書き方や個別の相談も承ります。是非、ご一報を。