「運転資金」という言葉、経営者の方ならばよく聞く言葉だと思うのですが、
この「運転資金」っていったいなんだかご存知ですか?

「運転資金が足りない」
「運転資金を融資して欲しい」

「運転資金」という言葉をあやふやなまま、結構便利に使っている経営者の方もいらっしゃるようですが

そもそも運転資金とは
会社が事業を行う上で、常に必要になる立替金のこと。

算式でいうと

(売掛金+受取手形+在庫)-(買掛金+支払手形)=運転資金

ということになります。

通常、この運転資金が足りなくなるのは
①売上げが伸びたとき
②在庫の滞留期間が延びたとき
③売上げ債権の回転期間が長くなったとき
④買掛金の回転期間が短くなったとき
が考えられます。

2015年7月に金融庁長官に就任した森信親氏の目指す金融改革により 金融機関のあり方そのものの方向転換が求められる時代となりました。

今まで銀行をはじめとするする金融機関は 銀行側の理屈だけで企業に融資をしてきました。

いらないときに貸したいといい
欲しいときはだめという

そんな金融機関の体質にメスが入れられ やっと銀行本来の事業「企業を育てる」 ことを遣らざるを得ない状況に少しずつ変化がおきています。

「運転資金」の話に戻りますが、これは企業が常に借りておきたい資金です。

今までの銀行はこの運転資金までも長期貸付、保証協会付き融資にしたがる傾向がありましたが これからは「短期コロガシ融資」略して「短コロ」

手形貸付のカタチで返済すること無くずーっとベタ貸し

企業にとっては借りっ放しで元本の返済をすることなく

利息だけ払っておけばよい状態が 運転資金の融資の本道となります。

経営者のみなさん。

もしあなたの会社で借りている運転資金が長期借入で元本を返済する証書貸付であったら積極的に金融機関に提案をして、返す必要のない「短コロ」に乗り換えてしまいましょう。

biz育ではそんな金融機関との交渉のお手伝いも行っています。

是非、ご一報ください。