超富裕層プロジェクトチーム

昨年夏、東京・大阪・名古屋の各国税局に「超富裕層プロジェクトチーム」なる組織が立ち上げられたことが話題になりましたね。

超富裕層(重点管理富裕層)が具体的にどんな基準にある人かは、「調査に支障が生ずる」という理由で発表されていませんが、

①見込まれる保有資産総額が特に大きい。
②一定規模以上の資産があり、かつ、国際的な租税回避の可能性がある。

このいづれかに該当する者とされています。

有能な調査官や査察官が集められ、税務署・国税局・国税庁が連携して1年程度の試行期間を設け、その後全国的に広げられるようです。

ということで、今年の夏くらいから体制が整い、機能してくるのでしょう。

多額な海外送金などしている方をピンポイントで洗い出すものと思われます。

従来からそうでしたが、要するに「お金がたくさんあって、何かしら隠していそうな取り安いところから税金を取る。」ということでしょう。

やはり税務当局だってコスト意識がありますから、小物に手間をかけるより、ごっそり取れそうなところから手をつけるわけです。

狙われるくらいの「超富裕層」になりたいなんて、ちょっと考えてしまったあなた!

事業で一攫千金なんてありません。コツコツまじめに売上を伸ばして行きましょうね。