会計ソフトが普及して試算表を作るのは昔に比べてかなり簡単な作業になりました。
しかし、資金繰り表となるとちょっと難しい。
会社のお金の流れがわかっていないと作れないし、基本のひな型はあっても自社用にアレンジしないと使えないため、ほとんどの中小企業は資金繰り表を作っていません。
一度カタチを作ってしまえば、あとは更新作業だけで単純なのですが、最初の作成が難しいのです。
税理士事務所・会計事務所でも面倒な作業なのでなかなか手伝ってくれません。その会社特有のお金の流れを把握しないと作れないため、アウトソーシングも難しいのです。
でも、みなさんが起業したら、試算表は作れなくてもいいので資金繰り表を作る努力をしてみましょう。
試算表が出来ても、それは会社にとって過去のお金の姿です。資金繰り表は、過去・現在・未来の会社の姿を反映しているのです。
表を自社で(出来れば社長本人が)作れる会社は、つぶれません。
未来の会社の危機が事前に把握できるからです。
月末に支払う資金が足りない!
その月になってから融資を申し込んでも、金融機関から融資が実行されて 自社の預金通帳にお金が振り込まれるには最低でも1ヶ月以上はかかるからです。
経営者になるみなさん。頑張って資金繰り表を作りましょう。
biz育管理人の佐々木税理士事務所では資金繰り表作りのお手伝いもしています。