信用保証協会の役割
先日、日本政策金融公庫からの融資を受けるポイントをご紹介しましたが、今回は「信用保証協会」のご案内です。
信用保証協会というのは信用保証協会法により設立された公益法人で、中小企業が市中金融機関から融資を受ける際その債務を保証する役割を果たしています。
全国で50以上の信用保証協会があり、創業を目指す方や創業間もない方のために「金融支援」と「経営支援」を行う「創業アシストプラザ」という部署を設けています。
つまり経営が危なっかしい中小企業に融資をして、その返済が滞っても、企業に代わって保証協会が金融機関に返済をしてくれます。(代位弁済といいます)
その代わり、利息の他に保証料という一定割合の保険料を協会に納付する仕組みです。
創業資金の1/3の自己資金があれば1,000万円を限度に、残りの2/3の融資してくれます。
通常、元本の据え置き期間(利息だけの支払で元本返済を猶予してくれる期間)1年を含み、運転資金7年、設備資金10年以内の返済期間です。
信用金庫を味方につける
信用保証協会を利用して融資を受けたいと考えたとき二つの方法があります。
①直接信用保証協会の窓口に行く→金融機関をあっ旋してもらう
②事業所の近くの信用金庫に口座を開設して、信用金庫経由で信用保証協会へ申し込みをする
ここでは「信用金庫」というのがポイント。
前回も書きましたが都市銀行、特にメガバンクは中小企業には敷居が高いのです。その点、信用金庫は手間ひまかけて、中小企業の融資相談にも親身な対応をしてくれるものです。
信用金庫の担当者をまずは味方につける。
融資において提出する書類は、基本的に日本政策金融公庫とあまり変わりません。事業実績のない創業時は、その経営者の前職での経歴、経験が審査されます。
「創業計画書」でご自分の前職での魅力を充分に表現してください。ビジネスプランを練りこみ、しっかりとした予算を立てる。
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